【今治市】間もなく迎えるお正月! 「呉服すがたや」に聞く、お正月飾りや縁起物の文化とは。
今治市で呉服や着物、ひな人形・和雑貨といった日本の伝統や風習を大切にし魅力あふれるアイテムが数多く並ぶ「呉服すがたや」。
今回はこちらのお店にお邪魔して間もなく迎えるお正月に向けて目にする機会の増えるお正月飾りなどのルーツや文化について教えて頂きましたので皆さんにもご紹介させて頂きますね!
「呉服すがたや」ならではの季節と和を感じられる店内
お店に入るとすぐに和の心を感じさせてくれる商品たちがお出迎え。
店内には呉服すがたやの名前が入った提灯やお正月という季節感を感じさせてくれるお洒落なポチ袋、
丁寧に作り込まれた可愛い干支人形などがたくさんあって散策しているだけでも楽しいですねー。
日本ならではの趣や職人芸が詰め込まれた商品は
4代目夫妻の目利きのもとで仕入れ
店内を軽く散策した後は現在で4代目である田中ご夫妻にご挨拶し取材を開始。
店内に並ぶ、技ありな商品たちは4代目ご夫妻が1つ1つ自分の目で見て、納得したものを仕入れているというのですから驚きです!
また4代目ご夫妻曰く、
「呉服店と言えば高額で手が伸びづらいイメージをしてしまいがちですが、
呉服すがたやでは1つ550円から購入できる非常にリーズナブルな干支アイテムから、
大正時代から歴史をつなぎ続けている伝統あるひな人形まで多様に取り揃えていますので、ご来店下さった方のご利用シーンに添ったものを実際に手に取ってご自由にお選びいただけるようにしています。」
とのこと。
普段使いしやすいものから、記念や節目となるイベントの際に使用できる伝統あるものまで幅広い価格帯の商品が1つのお店で購入できるのは魅力的ですよね。
毎年買いに来る楽しさがある。
呉服すがたやならではな干支飾り
商品を購入し仕入れてお客様のもとへと届けている呉服すがたやでは各シーズンごとに並ぶ商品は変わりますが、商品自体は既に呉服すがたやが購入しているため店頭に陳列されていなくても在庫さえあれば購入することが可能。
そのため、干支飾りやシリーズ商品などは1度購入して終わるのではなくまるでコレクションのような感覚で毎年足を運ぶお客様もいるのだとか。
同じシリーズの干支飾りを買い続けることで12年かけて気に入ったアイテムを揃えるとは風情があって素敵な考え方です。
縁起や文化も大切に。
4代目ご夫妻が干支飾りに込める想い
4代目ご夫妻「お正月の準備を正月事始めと呼び、江戸時代からの風習として12月13日から準備を始めることが昔からの習慣です。
お子様が生まれて初めてのお正月を迎える際、
- 男の子の場合は破魔矢
- 女の子の場合は羽子板
を贈る習わしがあること等を加味しても『晴れの日』とも呼ばれるお正月は、着物文化とも深く結びついた行事ですので年末年始は私たち呉服店と縁の強い季節です。
そういった文化を大切にするとともに、幸せを呼び込む際のきっかけとして使用される『縁起』にも重きをおいていますね。
例えば2026年の干支である馬が9頭揃ったこちらの商品には、
手に取ってくださったお客様に幸福が訪れますよう馬を9頭揃えて進んでいる様子から馬九行久(うまくいく)という想いが込められたものでしたり、
右から乗馬すると落馬のリスクが高くなることから、
『馬が倒れない＝新しく迎える一年において躓かない。』
との縁起を担ぎまして店頭に陳列しております馬の干支人形は左向きのものが殆どだったりと言ったところでしょうか。
お客様とお話させて頂くことは幸せな時間ですし、私共でお伝えさせて頂ける知識や想いは気軽に聞いて下されば謹んでお伝えさせて頂きますよ。」
と笑顔でお話し頂きました。
リーズナブルな価格の商品から、伝統的で職人技が光るひな人形や呉服まで幅広く取り扱う「呉服すがたや」。
ただ商品を販売するのではなく、その商品に込められた想いや伝統と文化を大切にする姿勢には頭が下がります。
お正月という日本の伝統文化を堪能したい方はお店に1度足を運んでみてはいかがでしょうか?
「呉服すがたや」の場所はこちら↓
