現在は今治市の風早町にお店を構える大正14年から続く老舗「呉服 すがたや」は、、呉服や着物、浴衣といった昔から愛される伝統的な衣服の販売や、ひな人形や五月人形を取り扱っています。

店内に入ってみると、呉服すがたやの４代目となる「田中 良明」さんがいらっしゃったので今までの歴史やこだわりを取材させて頂きました。

「呉服すがたやのこだわりですか。こだわりというと販売している５月人形に着せている着物は当店でしか購入できない着物をアレンジして着せて販売しています。また人形を乗せている台座にも着物の帯を利用した装飾を施しているのです。」

「またひな人形はお道具の組み合わせもよくあるセット販売はしておらず、購入されるお客様の要望に合わせられるように柔軟に対応しています。それ以外にも少し時間はかかりますが、お客様が所持されている思い出の着物を購入されるひな人形用に仕立て直すことも可能ですよ。」とお話し頂けました。

「ひな人形のルーツは多くの説が出ていますが、私は『3歳まで子どもが生きることが難しかった時代の子どもに降りかかる災難への身代わり人形である。』という説を信じています。いうなればひな人形はその子どもの一生のお守りみたいなものですから購入頂けるお客様のご要望は最大限に考慮しています。そのためひな人形の購入後のアフターケアなども対応させて頂いているんです。」ともお話し頂けました。子どもの無事を祈願して購入されるひな人形。興味のある人は「呉服すがたや」に足を運んでみてはいかがでしょうか?

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