【今治市】創業270年以上「あわびや餅店」へ。つきたて餅・バズったモッフル・手作り桜餅が勢揃い
師走に入り、年末年始の準備が気になる季節になりましたね。
今回は来る新年に向けて今治市の老舗「あわびや餅店」へお話をうかがってきました。
- 国産もち米100%のつきたて餅
- SNSで話題になった「バター餅モッフル」
- 北海道小豆のこし餡を使った自家製桜餅
など、年末にぜひチェックしておきたいものをご紹介していきますね。

江戸時代から続く伝統。毎朝つきたてのお餅を作り続けて270年以上
あわびや餅店は、宝暦二年(1752年)創業。 なんと270年以上、途切れることなくお餅を作り続けてきた今治市の老舗です。

十代目によると毎朝5時から起きて作業を始めるとのこと。
使用するのは、厳選された国産100%のもち米のみ。
地元企業からのもち撒きや行事用のお餅などの注文も多く、地域に根付いた信頼の深さを感じます。

あわびや餅店ではお正月に向けた鏡餅も販売中
お正月には欠かせないお餅ですが、家庭でお餅をつく機会も減り店舗にて購入することが殆どとなっている昨今。
あわびや餅店でも
- 10個入りで730円
- 20個入りで1,450円
で平餅が購入でき、

鏡餅も
- 袋無しは小サイズ300円から
- 袋入りは小サイズ350円から
で販売されていました。
またサイズなどについてはお店の方に相談すれば可能な範囲内で要望に沿っているとのことでしたので自身に必要なサイズや量を購入できるようにもなっていましたよ。

大人気の「黄金バターモッフル」はなんと100円!
2024年春に登場した「モッフル」はSNSで大反響した人気商品。
筆者も実際に食べてみましたが外はカリッ、中はもっちり、バターの香りが広がる仕上がりでした。
味はもちろん、注文してから約2分ほどで焼きたてが食べられてしかも価格が税込みで100円とリーズナブル。

画像提供:あわびや餅店様
モッフル誕生のきっかけは、
「お肉屋さんのコロッケのように、気軽に食べてもらえる一品を作りたい。」
と考えた十代目の想いからだそう。
家族で切り盛りするあわびや餅店ではスタッフの負担を増やさないためにも複雑な工程を避けつつ、試行錯誤して生まれたそうです。

一から十まで手作り。北海道産小豆のこし餡を包んだ「桜餅」
またモッフル以外にもあわびや餅店の人気な商品は桜餅です。
お餅だけでなくあんこも店内で完全手作りされている桜餅の餡に使用しているのは香り高い北海道産小豆。
こし餡にこだわり、丁寧に炊き上げて仕上げられた桜餅に常連さんからは、
「ここの桜餅がいちばん好き。こし餡が主張しすぎず、お餅のおいしさを引き立てる」
との声も出ていました。

十代目曰く
「あんこの製造は工程が多く、とても熱くて重労働なんですよ。
それでも続けるのは美味しいと言ってくださるお客様がいるからですね」
とのこと。
この重労働をお客様のために丁寧にこなし続ける精神性が、あわびや餅店が長きにわたり多くのユーザーから愛される理由なのでしょう。
因みに年末に差し掛かると和菓子類は一旦、お休みされるとの事でしたのでお買い求めの際はご注意くださいね。

画像提供:あわびや餅店様
年末は6トンを製造!
12月24日以降はお休み無しで大晦日も18時まで営業
その後取材をしている中で、お餅の注文が殺到する年末は一体どれぐらいの量のお餅を作るのかおたずねしたところ6トンという驚愕のお返事が!
12月24日以降はお休みなく営業し、大晦日も18時まで営業予定となっているあわびや餅店ですが、忙しくなるシーズンなこともあって
「お餅の予約は12月中旬くらいまでにしていただけると助かります。」
とのことでした。

国産もち米100%のつきたて餅や人気のモッフル、そして職人の技が光る自家製桜餅など魅力的な商品を歴史と共に守り続けるあわびや餅店。
年末年始はお餅の需要も高まり予約が集中しますので、早めにお問い合わせをおすすめしますよ。
2026年の新しい一年の始まりに伝統の味を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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